新NISAは運用初心者でも始めやすい少額投資非課税制度。いったい、どんな人が向いているのでしょうか?
・少額から積立投資をしたい人
・長期投資をしたい人
・さまざまな商品に投資をしたい人
・運用益を途中で引き出したい人
・ライフステージによって柔軟に活用したい人
・投資で得られた利益を適切に節税したい人
上記のような人は新NISAをうまく活用されることをおすすめします。成人であれば年齢を問わず投資ができますし、解約もできるという点においても、より多くの人が利用しやすい仕組みになったからですね。
逆に新NISAをやめたほうがいい人はどんな人かというと・・・
・短期間で利益を得たい人
ハイリスク・ハイリターンを狙って、短期間で利益を得たい人もいるかもしれませんが、そもそもNISAは短期的な取引に不向きな仕組みです。長期的な資産形成を目的とした制度なので、デイトレードなどを含む、短期間の取引には活用しにくいでしょう。(ちなみに成長投資枠では、デリバティブ取引を用いたハイリスク商品は対象から除外されています。)
・余裕資金が全くない人
余裕資金が全くない状況で投資をスタートしてしまうと急にお金が必要になった場合、資産の状況を無視して売却せざるを得ない事態になる可能性があります。投資した資金は日々価格が変動しているので売却のタイミングによっては損をする場合も。余裕がないと今売ると損だとわかっていても売らざるを得ず、損失が大きくなる可能性があるからです。なので投資を始める時は万が一の為のお金は少しは確保した上で、余裕資金で投資を行うのがベスト。
・絶対に元本割れをしたくない人
「絶対に損をしたくない」と考える人は、新NISAに限らず投資をすることを再検討した方が良いでしょう。なぜなら会社や国の成長は単純に右肩上がりではないからです。新NISAでは投資信託や株式等にお金を投じることになりますが、投資したお金は市況に応じて日々上下します。時には含み損を抱え、元本を下回る状態が続くこともあります。
元本割れをすることが心理的な負担になりそうな人は、まずは預貯金や低リスクの日本国債などを検討するのも一案です。また逆に「元本割れをしたくない」という気持ちが強いがあまり、「元本保証」をうたった詐欺に引っかかってしまう事も。金融庁にちゃんと認められた投資金融商品は元本保証をうたうものはありません。(商品として存在しません)